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澱みに浮かぶベージュの蛇 -A Floating Beige Snake on Deposit

もやもやっと、水面から顔を出してます。 みそじ系。

2017'04.28.Fri
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2008'03.18.Tue
アリア系銀河鉄道から始まった三月宇佐見シリーズ(?)。
前作が面白かったので、文庫落ちして即買い即読み。いきなりがエッシャーの絵の世界でのルール上の殺人を扱っていて、前作からの「不思議な世界」での設定ミステリは引き継いでるんだ〜と嬉しくなりました。

「エッシャー世界」は、作中作も良いのですが、外側も(思いはつかない回答だが)納得感のあるものでした。ここからはどんどん訳がわからなくなって行くのですが・・・。

「シュレディンガーDOOR」は設定がガジェットてんこ盛りで燃えたのですが、ラストが猫状態。この本のメイン作品だと思うのですが・・・。

「見えない人、宇佐見風」は、お口直し。といっても、枠の趣向が面白かった。作中作では見事にミスリード(?)されたし。この中で、「アレ?」と思う箇所があって、この短編内では解決されなかったので流してたら・・・。

表題作の「ゴーレムの檻」は、作品の雰囲気がトリック。現代の事件と、不思議世界の事件の両方が進むというのは良くありますが、現代の事件は、次の作品へのつなぎと、不思議世界の事件の象徴として使われています。脱出劇よりも、ノーマンの方が面白い。

「太陽殿のイシス」は「ゴーレムの檻 現代版」の副題がついているとおり、似たような状況からの脱出劇。「ゴーレムの檻」と同じく、監視状況からの脱出のトリックよりもそれ以外の部分の方が格段に面白い。そして、ラストが「???」な記述が。

読み終わって、「滝」や「上昇と下降」の絵を見てみようと持っているエッシャーの画集をぱらぱらめくったら、「相対性」の項の中にあった「もう一 つの世界」という絵がありました。これを見た瞬間、「あ、この本のモチーフはこの絵だ!」と直感的に思いましたよ。「エッシャー世界」にでてくるような建 物の絵で、タイトルが「シュレディンガーDOOR」を象徴する「もう一つの世界」。人面鳥3羽が、それぞれの壁面の窓枠?にあたるようなところにそれぞれ の方向で立っていて、その外側は地球外のような風景。

絵と解説と感想ブログを見て、やっぱりAnother worldだと(絵のタイトルはOther worldだが・・・)。この本のもう一つ外側の構造が見えて、「見えない人〜」で引っかかっていた点が何となく理解できました。次回作ではどんな趣向になるのか楽しみ。
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